広島の魅力を引き出す!県が取り組む建築物創造事業とは?

広島県には、広島平和記念資料館、現代美術館、厳島神社などの有名建築がたくさんあります。広島大学をはじめ建築を学べる教育機関も充実していることから、建築の専門知識を持った学生を数多く送り出し、建築物の保全や発信にも力を入れてきました。

広島県が行っている建築物創造事業とは?

広島県では、建築分野の発展や建築家・技術者のより良い活動の拠点となることを目指し、建築物創造事業に取り組んでいます。
建築物を地域の財産のひとつと捉え、広島の魅力を世界に発信していく活動を行っています。専門職だけでなく、住民と一緒にまちづくりを進めているんですよ。

建築設計のより良い発展を!建築物創造事業の中身に迫る

広島における建築設計のより良い発展のために、建築物創造事業の主な取り組みは3つです。
1つ目は「広島型建築プロポーザル」。公共建築物の設計者を、プレゼン内容によって決定するというものです。価格競争ではなく公平に選定することで審査の透明性を確保し、より設計者の提案やアイデアを発掘しやすくする狙いがあります。
2つ目は「学生を対象とした設計コンペ」。建築学生が小規模公共建築物の設計アイデアを提出し、最優秀賞の作品を実際に建設するという取り組みです。学生が設計や工事監査などに関わることで、人材育成や建築文化の推進に活かされています。
3つ目は「魅力ある建築物の表彰制度」。県民参加型のイベントである「ひろしまたてものがたり」を創設し、見学会などを行っています。建築の背景にある物語を中心に、国内外に広島の魅力を発信する事業として注目されているんですよ。

建築設計を通して広島の魅力を発信するステキな取り組み

地域の魅力を発信するには、まず興味や意識を持ってもらうきっかけづくりが大切です。県民を巻き込みながら、建築設計の良さを伝えていく取り組みはステキだなと思いました。
これからも住民の「住み続けたい」、建築・設計者の「もっと活動したい」という思いにつながる活動になると良いですね。