熊本市が行う「介護保険サポーター」の取り組みとは?

熊本市は人口約74万人を誇る地方都市。高齢化率は26%を超えており、少子高齢化が大きな課題となっています。
そんな中で、より力を入れているのが高齢者の介護予防対策です。今回は「介護保険サポーター」という新しい取り組みを紹介したいと思います。

介護保険サポーターの役割とは?

介護保険サポーターとは、高齢者が地域のボランティア活動に参加することにより、生きがいや健康づくりの意識を高めようというもの。主に熊本市の介護施設での清掃、レクリエーションや配膳の補助、利用者との交流といった活動を行います。
65歳以上の熊本市民で、要介護(要支援)認定等を受けていない方であれば、サポーターとして登録できます。必要な資格や講習はなく、介護保険課に申請書を提出するだけで誰でも気軽に活動を始められますよ。

介護保険サポーターの活動で換金できるポイントが貯まる!

特徴的なのは、介護保険サポーターの活動で換金可能なポイントが貯まることです。
介護保険サポーターに登録するとポイント手帳が配布され、活動毎にもらえるスタンプを集めます。1年間で貯まったスタンプの数=ポイントとなり、1ポイント100円として交付されるしくみです。
また、登録者向けの入湯割引特典が受けられることも。サポーターの活動を通して地域や自身の健康に還元できるのはもちろん、交付金や割引特典が受けられるのは魅力ですね。

介護予防サポーターも地域でともに活動している

熊本市には、介護予防サポーターというボランティアもあります。介護保険サポーターと違うのは、登録には市が主催する「介護予防サポーター養成講座」を受ける必要があること。また介護予防施設での支援もできるので、より活動の幅が広がるのがメリットです。
どちらも活動目的は同じです。すぐに始めたいなら介護保険サポーターからでも良いですし、活動したい施設で選ぶのもおすすめです。
健康増進や生きがいづくりに興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。