こんにちは。愛知県で製造業に関わる会社員です。仕事で金属部品を扱う中で、日々感じているのが「錆」の厄介さ。そこで今回は、愛知県内で盛んな防錆処理の取り組みについて、自分の経験を交えてご紹介したいと思います。防錆なんて普段はあまり意識しないかもしれませんが、モノづくりに関わるなら一度は知っておいて損はない話ですよ。
防錆処理ってどんなもの？愛知で使われる主な技術
防錆処理と一口に言っても、実はその方法はさまざまです。愛知の工場や建築現場では、用途に応じていろいろな防錆技術が使われています。よく見かけるのが「亜鉛メッキ」。これは鋼材の表面に亜鉛をコーティングして錆を防ぐ方法で、コストも比較的リーズナブルです。
ほかにも、アルミ部品には「アルマイト処理」や「化成処理」といった表面加工が使われたり、自動車部品のように見た目と耐久性の両立が求められるものには「防錆塗装」が施されていたりします。実際に現場で部品を受け取ったとき、「この処理、ちゃんと効いてるな」と感じる瞬間は多いです。
愛知県内の防錆ニーズは産業と共に進化中
愛知県といえば、やっぱり自動車産業。その関連工場が多いので、金属部品の使用量も膨大です。ということは当然、錆対策にも相当な力が入れられています。最近は、EV（電気自動車）や航空関連の部品など、新しい素材に対応した防錆技術も登場してきていて、業界の変化に対応するスピードの早さには驚かされます。
私の職場でも、従来の鉄やアルミに加えて、ステンレスや樹脂複合材といった新しい材料を扱う機会が増えてきました。防錆処理の相談をする時は、技術者同士で「どの処理が一番いいのか？」と結構真剣に議論することもあります。
防錆処理の良し悪しが製品の品質を左右する
防錆は「見えないところの仕事」なんて言われることもありますが、実際には製品全体の寿命や安全性に関わる非常に重要な要素です。たとえば、どんなに性能が良くても、表面がすぐに錆びるようでは信頼性に欠けてしまいますよね。
実際に、過去に一度だけ「防錆が甘かった」部品を使ってしまい、後々メンテナンスで大変な思いをしたことがありました。それ以来、防錆についてはかなり慎重に考えるようになりました。
愛知でモノづくりに関わる人なら、防錆は“縁の下の力持ち”としてもっと注目すべきポイント。いい製品は、いい下処理から。これからも防錆の現場にしっかり目を向けていこうと思います。