京都府亀岡市は「京の台所」といわれるように、京野菜の名産地として有名です。
亀岡の野菜は、保津川の清流によっても育まれてきました。
亀岡市で白ネギ生産の事業所といえば、ソルモンドが有名です。
関西と関東でよく食べられるネギの種類が違う理由
関西と関東でよく食べられるネギが異なる理由は、栽培条件の違いによると言われます。
関西でネギといえば、葉ネギ(青ネギ)が一般的です。
一方関東でネギといえば、白ネギ(長ネギ、根深ネギ)が一般的となります。
白ネギは根深ネギと言われるように、成長するためには地中深くまで根を生やす必要があります。
よって、花コウ岩質の土壌である関西では白ネギの栽培が普及しなかったといわれます。
それに対して、関東の土壌は団粒構造で間隔が大きい特徴があります。よって、白ネギの栽培に適していたようです。
白ネギと青ネギの栄養の違いとは?
白ネギと青ねネギでは含まれる栄養素に違いがあります。
白ネギは緑黄色野菜に分類され、青ネギは淡白色野菜に分類されます。
栄養成分の量で比較すると、白ネギに比べると青ネギの方栄養価は高いです。
特に大きな差があるのは、βカロテンの量です。青ネギの場合、100g当たりβカロテンが1900に対し、白ネギは14です。
また、カルシウムやビタミンKの量などを比べても、青ネギの方が栄養素の量では勝ることがわかります。
ただし、白い部分にはビタミンCが豊富に含まれているため、風邪に効きます。
亀岡市の白ネギ生産事業所といえばソルモンド
ソルモンドは京都府亀岡市でネギを生産し、販売まで行っている会社です。
ソルモンドの名前の由来はフランス語で、ソルは(土)、モンドは(世界)を意味します。
ネギ作りで重要になるのが土です。
ソルモンドでは微生物や酵素の力を土づくりに活かし、良質な土づくりに成功してきました。
良質な土壌で育てられたネギは柔らかく、甘みが強いです。
また微生物の作用のおかげで、他のネギと比べても旨みが強く、栄養価が高いのが特徴です。
ソルモンドのネギを購入するには直接購入のほか、野菜の直売所や京都の生協など、様々な方法がありますので、一度食べてみてください。