大事な情報を守るために

兵庫県で起きた事例

兵庫県で発生した事件が、大変な話題になっています。個人情報が入ったUSBメモリが紛失したというのです。46万人分の個人情報が流出となると、とんでもないことです。幸いメモリ本体は見つまりましたが、漏洩されているかどうかは未だはっきりせず。「暗号化されている」とはいえ、暗号を破られたらどうしようもできません。
情報漏洩が他人事と思われるでしょうが、明日は我が身です。

情報管理が甘い人は要注意

パスワードを忘れないようにと、メモに書いている人は要注意。万が一第三者にメモを見られたら、情報漏洩は免れません。付箋紙にパスワードを書いてパソコンに貼り付けるのも、絶対にあってはいけない行為です。
もっと恐ろしいのは、カフェでの作業でしょう。カフェでパソコンを開いて作業をするのは、個人情報を公の場で披露しているようなもの。誰かにパソコンの画面を見られたら、一発でアウト。普段から気をつけているという方ほど、色んな所に情報をばらまいているのです。

些細なミスが命取りに

一度広がった情報を回収するのは、不可能です。「デジタルタトゥー」という言葉があるように、個人で回収して消去するのはできません。そこで頼りになるのが、サイバー保険です。
保険内容は、業者によって様々。大分でサイバー保険を取り扱う会社の場合は、事故対応費用・損失利益・損害賠償請求などを保証してくれるそうです。専門的な知識を持った人が対応にあたりますので、まさかの事態でも安心できるでしょう。

気をつけてネットを使おう

サイバー保険は、いわば最終手段。日頃から、ネットワークに関する警戒心を持つように心がけるのがベストです。冒頭にもあげたUSBの持ち出しは、本来は絶対にあってはならない事件。暗号化も万能ではないので、情報管理は徹底するに限ります。
またよくわからないサイトの登録も、控えるのが賢明でしょう。最近は有名サイトを偽り、個人情報を抜き出す所も増えてきました。スマホで何かの情報を検索したことがある人であれば、誰でも個人情報漏洩の危険性があることを肝に銘じておきましょう。