補償コンサルタントって何?広島で行われている具体的な業務を紹介

補償コンサルタントって何?広島にもいるの?

補償コンサルタントとは、測量や建物などの調査査定を行う専門職の集団です。
通常の測量や調査査定とは異なり、国や地方公共団体などが土地の取得や建物の移転などの補償を行う際の目安となる金額を算定する業務が中心です。
そもそも、これらの行政が行う補償とは、公共事業を行うために必要な土地を買ったり、建物等の移転料を支払うことを言います。
しかし、この金額を簡単に算出して、すぐに移転や土地の売却を迫ることはできません。
また、土地や建物をその所有者からのスムーズな取得が必要になります。
こういった一連の手続きをスムーズに行うために活躍する技術者集団が補償コンサルタントといえるでしょう。

広島の補償コンサルタントの具体的業務

こういった業務を行う補償コンサルタントは広島にも数多く活躍しています。
ここではざっとその業務を紹介しましょう。

土地調査:測量や調査※測量士、土地家屋調査士が担当
土地評価:補償算定業務※不動産鑑定士などが担当
物件:建物等の調査算定業務※建築士などが担当
機械工作物:撤去や移動に費用がかかるものの工作機械等の調査算定業務など※技術士が担当
営業補償・特殊補償:店舗の移転などの調査算定業務※税理士が担当
事業損失:家屋損傷等調査算定業務※建築士などが担当
補償関連:補償説明業務
上記全体の管理を行う業務もある(補償業務管理士などが担当)。

このように単に土地の評価を行うのではなく、営業補償などを行う必要があり、それらの算定を行う専門職も在籍しています。
また、補償説明業務に関しては特殊な免許は不要ですが、専門の知識を横断的に保持し、さらに円滑な交渉を行うための人間力なども求められます。

広島で個人的な事情から補償コンサルタントを依頼したい場合は、補償コンサルタントの業界団体があるので、そこで問い合わせをしてみるのがおすすめです。
弁護士や税理士などと異なり、自分で探すよりも容易です。